2022.7.18

よかった、野音よかった、わたしの負けだと思った、わたしはこのひとたちの音楽を聴くために生きていると思っていたときのきもちとか、ずっと外に出られなくてこのひとたちの音楽だけを生きがいにしていた時期とか、いろいろ思い出して、むりにきらいにならなくていいんじゃないってじぶんのこと許してあげたくなった。許した。そうじゃないとじぶんがいちばんくるしいので。あのひとの抱えるミソジニーを受け入れることもいやなきもちになったのを忘れることもできないだろうけど、それ以上にindigo la Endの音楽から離れる方がむりなのかもしれないと思った。終演後にピアスを買った。わたしは夜風とハヤブサが好きだし心の実が好きだしラッパーの涙が好き、あの音に包まれて感動してしまって、(この時代にあの歌詞はいただけないけど)シベリアの女の子のビートのかわいさが好きだし夜明けの街でサヨナラをのために日々過ごしていたことがあったし抱きしめてよだけを聴き続けてようやく眠れた夜があった、春は溶けてがあったから前を向けたのは数ヶ月前のこと、夜漁りで落ち着いた毎日があり初めての野音でしゃぼんだまと聴いた見せかけのラブソングも忘れたことがないし結び様とともにある初めての野音の記憶もつらかった時期のビジョナリーライブの最後の曲としての記憶も炎とともに残っていて、さよならベルや雫に恋してやチューリップで泣いた日々がいくつもあり、夜の恋はを聴いてようやく落ち着けた夜があって、わたしはほんとうに、ほんとうに、このバンドの音楽が