2024.1.17 - 2024.1.21

2024.1.17

もかちゃんのワンマンライブ。前回もかちゃんの歌を聴いたのはファンクラブのイベントだったので、ほぼ1年ぶり。もかちゃんの弾き語りは音源ともバンド編成とも違うよさがあって、とても、心を動かされる。アイロニー歌っていて、泣きそうになっていて、もらい泣きしてしまった。アイロニーはライブで聴くのがいちばんいい。「絶対に幸せを諦めちゃだめだ」。もかちゃん、おかえり。かわいかった。輝いてた。光だった。

来場者特典にカレンダーポスター。最高にもかちゃんらしくてかわいいデザインで、わくわくするしかけもあって、壁に貼った。部屋にぴったりだった。またバンド編成のライブも聴きたいな。

 

2024.1.19
好きなブランドが終わってしまうということを知った。シーズン毎に1〜2着は買っていたブランドだから結構さみしい。

ブランド終了までのポップアップと、最後のセールの情報まで載せてくれていて、とりあえず退勤後にリミテッドストアに行ってずっと気になっていたきらきらギラギラのラメパンプス(オンラインにはなかったけど店頭だとシルバーが残ってた。ラッキー)と、夏から気になってたけどさすがにかわいすぎるか…と思っていたワンピースを買った。ポイントがたくさん着いた。ブランド終わるまでにまた買いに来てねってことだね。

ブランド終了は2月末のようだけど、SSまで出すのだろうか。まあ三都市でポップアップするということは、たぶん、そういうことだよな、そうであって欲しい。服にお金を使うのが好き。

 

2024.1.20-21
二日連続で神奈川に行く用事がある週末。ちょっと遠い。

JRは高いし人が多いので好きじゃない、あと車体が大きいのかなんとなく開放感があるのが落ち着かない、ので、座れる私鉄を選ぶことが多い。1時間以上電車に乗るので、薄いけど密度が高くて長電車のときに最適な金井美恵子の文芸文庫を読んでいたら、うとうとしてしまう、8時間半も寝たのに。絶対におかしい、眠くなんてないはずなのに。聴いているプレイリストが2周目に入ったのもあって、もういいやと音楽を聴くのをやめたら眠たくなくなった。わたしが電車で本読んでても寝ちゃうのってこれか。世紀の発見だった。fuzkueは初台より下北沢がなんとなく集中しやすいのが電車での読書でも同じだということを発見した瞬間。


さいきん楽しく読んでいる『読書の日記』を読んで、読み終えた。わたしがfuzkueに通う前のことを知れるのが新鮮だし、わたしもそのメニューを食べてみたかった、と考えたりするのがたのしい。

なにより、終わりのほうで引用されていた(正確には前回の日記本で引用していたものの引用)武田百合子の日記が、わたしもすごく好きでずっと覚えている部分だったのが、よかった。近いうちにいったん西荻窪の店舗が閉まってしまうらしいので、日記の次の巻買って読みに行こうかなあ。


子供ができる夢を見た。何度も遅刻してしまっている授業だか仕事だかがあって、妊娠して大変なのだという話をしたら担当の先生なのかだれかにそれは仕方がないね、と許され、それで、どうして君は愛する存在を増やそうと思ったの? と純粋な疑問として聞かれたとき、私は心底困ってしまった、心底困って、どうしてだろう、というか、わたしは愛せるのか? 子供を? お金もないのに? ふたり分のお金を足したって到底育てられない、どうする、いま3ヶ月くらい、産むしかないのだろうか。いのちを。むりだ。とぐるぐる悩んだ挙句、ちがう、いまのわたしは現実のわたしではない、現実は、絶対に、妊娠してないない、安渡。という夢を、見た。変に生々しい感覚が残っていて、気持ちが不安定になる。

 


「見て見て、蹴りよる」

台につかりながら、ママが言った。お湯にひたされた丸いお腹に、新しい弟の、足の形がくっきりと浮かび上がっている。ママは、それをなでるでもなく、かわいがるでもなく、浴槽のふちに肘をもたげて、おもしろそうに見ていた。濡れた髪の毛が頭にへばりついて、たくさん地肌が見えている。こういうときの顔のママは、少しみにくくて、こわい。

わたしも妊娠したら、自分のからだに、自分以外の生き物が入っているのを、こんなふうに眺めるんだろうか。おもしろそうに、たのしそうに。眉毛のないママが笑いながら、もごもごと波打つ自分のお腹を眺めている。

___土門蘭『戦争と五人の女』