2022.2.7

青いお風呂に浸かっている。

 

きょうは好きだったおんなのこの誕生日らしい。おめでとうございます。たぶん恋愛と同じで実在するその子との交わりがなさすぎて、わたしのなかの理想として仕立て上げられてしまっていて、だからもうその子とも、いまのその子と繋がっているひととも交わらない方がいい気がしている。わたしの想像の産物になってしまった

 

言の葉のランタン提げてわたしたち西荻窪の窪みに集ふ / 石川美南

さいきんはよくfuzkueに行って本を読んでいる。たぶんシステムがすごくわたしに合っていて、お店が決めたお金を払うぶん、時間を忘れて居続けていいというのが気持ち的にすごくらく。そのうえ食べものも飲みものもおいしいし、いろんなお酒があって、読み応えたっぷりのメニューに説明書きまでついているので安心して頼めるのが、とても、いい。

 

コーヒー牛乳という、すごく濃く淹れたコーヒーと牛乳、ウォッカで作った飲みものがすごく好き。毎回頼んでいる

 

 

 

さみしいと判断力が鈍ってしまうな、べつに必要ないのに、帰り道にいちごのティラミスを買ってしまった。ケーキと同じくらいの値段のティラミス。うんと甘いやつ。寂しいので、コーヒーを淹れて本を読みながら食べる、ひとりで

 

マッチ箱に二人暮らしてゐた頃の炊事洗濯ちいさな花火 / 石川美南

ずっとふたりでいたらひとりで何もできなくなってしまうような気がして、江國香織の小説を思い出す。隣にいる絶望と行き止まり