2021.10.22

冷たい風がきもちいい。暑いより寒いほうが好き、とかではなく、寒いのが好きなのかもしれない。冬物のコートに守られない脚だけに触れる冷えた空気で体全体の体温が調節されてゆく感じがする

 

例えばリアクションペーパーなんかは書かれたものであるけれど、それに対して、誰が書いたのか知りたくないという気持ちになってしまうのは、それはいいのだろうか。書き手が必ず近くにいるのに、その実態としての存在に目を向けず、そのひとの書いたものをそれだけのものとして見たいと考えることは、いけないことだろうか。あるいは、わたしがそのひとの本心を引き出せないことを諦めて、書き物だけに執着するのは、よくないことなのだろうか。

 

 

クロテッドクリームで提供されるスコーンと紅茶でクリームティー。トレゴスナンいうブランドのグレートブリィッシュという紅茶を飲む。ちょっとすーすーしてた。トレゴスナンはイギリスに茶園があるらしい、珍しいね

 

小説を読んでもあまり面白いと思えないけれど、持ち歩くには文庫がいいので、吉行淳之介を持ち歩く。講談社文芸文庫を持ち歩くのが好き。その前は金井美恵子。このあいだ自選短編集をまた買ったので、次持ち歩くものにも困らない。

 

 

半年かけてようやく『52ヘルツのクジラたち』の番が回ってきたらしく、なんで予約したのかも覚えていないけれど、読む。子どもを育てられない母親は子どもを産むな、子どもを邪険に扱うなら、おまえが、死んでしまえと思う。全体的に劇的な出来事が多くてチープ。本屋大賞の本とか、やっぱりもう読まない。