2021.10.24

じぶんの打つ文章に、すごく見覚えがあって、でもそれはわたしのことばではなく、ずっと前にわたしに向けられていたことばだった。あのときはただ優しいのだと思っていたのだけど、あれはもしかしたら優しいからではなくて、日常のなかで無意識にじぶんを追い詰めているから出てくることばだったのかもしれない。書く文字が、相手を困らせるものであると知りながら、それ以外にもうなんと言ったらわからなくて、そんな気持ちにさせていたことを理解しなかった過去のじぶんと、そんなことを言う結果を引き起こしたいまのじぶんに、嫌悪感が募る。鬱の入り口にいて、些細なことでこころがひゅっとなる感覚をひさしぶりに味わっていた、落ちる前に引きずり上げてくれてありがとう。家福の数が口にすることでみさきによって癒されていったように、こうして書くことが、わたしにとってのセラピーなのだと思う