生きづらさ

フェミニズムもLGBTQも理系の子と話をするとその子の専攻している学問に影響された考えも聞けて(決してその子がそういう側面からフェミニズム/LGBTQについて学んでいるわけではなくても)たのしいなと最近思う。きょうもお友だちと生きづらいねという話を延々としていた。

 

わたしもその子も、結婚して子供産んで家庭を築くのが人生のゴールみたいなステレオタイプはてなを呈したい〜と思っていて、子どもをつくることってこわいとかなんで女に生まれてきただけで生きづらいことが多いのかだとか話した。だいたい考えていることは同じでお互いにウンウンってしながら話をしていたのだけど、そのなかでそれわたし考えたことなかった! おもしろい! となったのがこれ、忘れそうなのでメモ代わりに残したいのです

 

ジェンダーの問題が生まれるのは性別があるからだと思っていたけれど他の生き物も性別があるよね。どうして人間みたいな問題が起きないの」と訊いたら「人間が本来あるべき生物のすがたから逸脱しちゃったんじゃないかと思う」という回答をくれた↓

 

人間はそもそも生物なので、生物学的に見たら子孫繁栄をまず目指すべきだけど

・娯楽がある

・子孫を残すための過程に深く恋愛が関わる

・生殖しない/できない人たちの存在(LGBTQなど)

食物連鎖から抜け出してしまった(逆三角形の下にある生物を食べなくても生きていける&ビーガン、ベジタリアン&他の生物をコントロールできる)

などの問題が出てきている時点で人間は生物ではなくなってきている あまりに生物から逸脱しているので実はゆっくり絶滅の流れに向かっているのではないか

(あくまでも生物学的な面から見て話をしてくれただけで、同性婚やビーガンのひとたちの存在を批判しているなどでは全くないと書いておく)

 

前に、ほかの、生物を学んでいる子とLGBTQの話をしたときに遺伝子の話を始めてくれたこともあって、そういうのを聞いていると人間ってやっぱり生物なんだなとなる。当たり前のようで実は忘れていること。大学に通えなくなってこういう場が徐々に失われてきているのじゃない

 

 

女だから生きづらいということを感じずに生きている人がいるのも事実なので、わたしたちは自分たちで生きづらくしてしまっているところもあるのかもねって笑い合った。女だってひとりで生きていきたいよねとこぼしたら、「わたしは生きていくよ」とまっすぐに返ってきてうれしくなった

 

帰り道にやっぱりこんなに生きづらい世の中なので人類滅亡したらいいなと思ったけれど、そうしたら人間が逸脱した理由になったものも一緒に消えるわけで、娯楽、耳から入ってくる音楽、indigoの曲をこうして聴いているのって結構尊いことなのだと思ってしまった。indigo la Endがバンドやっているあいだは生きていたい

 

 

自分の書いていることってすごくつまらないのではとお腹痛くなるけれど書きたい気持ちに忠実になる…

 

 

雪がふる あなたの夭折とてもよかつたわたしの老いを見ないですんだ/笹原玉子

 

夭折っていうことばがあることが若くして死ぬことを美化してしまう気がする。夭折という響きが美しいから

笹原玉子の他の詩集も欲しいのになかなか売っていない。欲しい本を手に入れづらいというフラストレーション、東京にいけたらたのしいものになっていたかもしれないのにと思ってしまう。林檎貫通式とベネターをオンラインで注文したので届くのがたのしみ