2020.12.23

バイト先でストロベリーダージリンを買ったら案の定あたりだった。いちごのフレーバーティーは外さないね、後味の、例えばアッサムとかルフナとか、強い紅茶の残すいやみな感じの主張がないのもいいです。もう一度くらい買ってもいいなあ

 

ナツヨノマジックのオーディオコメンテータリー見ていたら、はにかんでしまった夏 の冒頭について川谷絵音が、「俺から自分で抜いてくださいって言ったんです」と言っていた。「たまにはこんな歌詞もいいでしょ」も自分から抜いてくださいと言ったの? 愛おしいね

 

日曜の午後になると、マーサはアッシュフォードの屋敷の窓辺によく腰をおろし、のちに海で死ぬことになったお気に入りの弟が作ってくれた木製の箱をかかえ、その中から、ウェディングケーキを収めていた金色の蓋つきのかわいい小箱と、小さなハサミと、銀ケース付きの曇った小さな鏡を取り出すのだった。細いレースで縁取りされたハンカチーフはといえば、彼女は二、三年に一度、それにまるで花のように水を振りかけ、昔ながらの淡緑の芝生に広げて陽射しにあて、不敵なコマツグミやレンジャクにくわえ去られてしまわぬよう、近くの低木の植えこみにすわって見張りをするのだった。

___「マーサの愛しい女主人」セオラ・オーン・ジュエット、『レズビアン短編小説集』利根川真紀編訳

 

 

大好きな女の子からライブの誘いを受けたことがあって、そのときは、東京まで出て行くことも、行ったことのないバンドのライブというものも身近に感じられなくて断ったこと、今になって行っておけばよかったのにと思う。こっちばかりから出ていたのじゃないかと思われるような矢印がそうではないときもあったのだという大切な思い出になったのかもしれないのにね