読む本をじぶんで見つけられない/読書ノート


これはずっと言っているけれど、最近本当に自分で読む本を選ぶことができなくて、江國香織のムックで紹介されていた本(ナタリア・ギンズブルグ『ある家族の会話』)とか松浦理英子の小説の解説に出てきた本(笙野頼子『母の発達』)とか川上未映子Twitterで紹介している歌人(笹原玉子、服部真理子、飯田有子、栗木京子、陣崎草子)の歌集とかばかり読んでいる。最近読む人だと武田百合子だけは自分で見つけ出したと思っているのでだからその分愛着が強いと思う。


読書ノートはずっとキャンパスの小さいやつ(どういうサイズというのがよくわからない。4号って書いてあるけど伝わらないよね)を使っていて、左に書き写し、右に感想を書いていたのだけど、書き写すことがない本とか、逆にたいして感想がない本とかもあるのでページが無駄になることが多いのと、最近歌集を読む量が増えて、歌集はひたすら気に入ったものを書き写すだけなので見開き2ページにわたってしまったりして使い方がめちゃくちゃだったのでまるきり新しくしたかった。今日読み終えた本がちょうど今年101冊目でキリが良かったのもあってノート買いに行った。結局ロルバーンのLを買うことにして、定番の紺のが欲しかったけれどなかったので秋だから黄色を買った。
ノートを見に行ったのは有隣堂で、絶対買ってしまうので本を見ないようにしようとしていたけれど、店舗の敷地から少し外れたところで古本市やっていて迂闊に覗いてしまった。かなりわくわくする品揃えで、古本に求める出会いってこういうのだよな…と思いつつ何冊か手に取って見てみたら結構質もよかったのでそれなりに高いかなと思ったのだけどそんなことなくて、2冊買ってしまった。『ロレンス 愛の手紙』と『屋根裏の二處女』。これは頭のはなしに戻って紛れもなく直感で買った本たちなので大切にしたいなと思う。なんでまた本買っちゃったんだろうと思ったけど誕生月なのでいいことにする(絶対によくない!)。

 

 

最近気がついたことのメモ

 

その1
栗木京子でTwitterの検索をかけたら「観覧車回れよ回れ想ひ出は君には一日我には一世」が出てきて、この短歌のひと! となった。知らずに読んでいたよ〜。数年ぶりの再会。

その2
恐るべき子供たち』の解説でコクトーとラディゲが仲良かったことを知った。『恐るべき子供たち』と『肉体の悪魔』同じタイミングで読みたい本に登録していたのはそういうところの繋がりがあったからなんだね〜