もやもやその1

まいにちまいにちちょっとしたことででもそれっていいのだろうか、ともやもやすることがあって、ほんとうはそれらをまとめて書こうと思っていたのだけれど(文章のここまでで漢字がふたつしかないのはさすがにひらがなを使いすぎかもしれない)すぐに書き残さないと忘れてしまうのと、まとめたって別に解決するわけではないしむしろまとまりがなくて分かりづらくなるだろうなと思ったので思い立ったときに書けばいいやと思った、ので最近もやっとしたことを書く。

 

このあいだキャンメイクのネイルを初めて使って、ハケの大きさがちょうどいいのと透け感がよかったのでとても気に入った。やっぱり「女の子ってほんとうに楽しい! キャンメイクトーキョー」は優秀だなとCMを思い出したところで、キャンメイクは女の子だけをターゲットにしていると大々的に宣伝しているということなのか、と気がついてしまった。最近こういう「ターゲットは女の子だけ?」というのが多くて気になるけれど考えすぎなのではないかとよく疲れる。でもメイクが女の子だけのものでないのは確か。

 

このあいだ同年代の男の人と日本の男女格差について話したとき、わたしがあまりにも話しすぎたので謝罪したら「深い話ができてよかったよ。すっきりした?」と言われて、え? と思ってしまった。もちろんわたしが女であるから男女格差でストレスを受けているというのはあるかも知れないけれどジェンダーの問題はわたし個人の問題ではなく社会の問題で、これは例えば安倍政権について話したあとに「すっきりした?」と聞かれるのと同じなのではないかと思う。もちろん話せる人がいるというのは大事だけど(正直いうと会話は成り立っていなかった…)、例えば安倍政権に不満があってそれを人と話しただけですっきりするだろうか? 結局他人事だと思っている人が多いのだと実感してしまい辟易する、のだけれど、わたし自身も正しい知識だとか、学術的にジェンダーについてちゃんと学んだわけではなく自分の考えていることが正しいのか不安になる(正しいことだけが大事なのではないかもしれない)。だからジュディス・バトラーの『ジェンダー・トラブル』を買った。疲れる。解決しない。でも考える

 

 

大学の授業課題ために東京現代美術館に行った。課題関係なく行けてよかったと思う展示だった。パリヤにも行ったしお腹いっぱい(気持ち的にもお腹的にも)。

 

笹原玉子の歌集を見つけて買ったので機嫌がいい。「春の過ちは夏になること」。最近詩とか歌とかを読むのが楽しい。

詩は音読したくなるし音読してしまうのだけど、詩だから音読したいのではなくて詩は音読するのが許される感じがするから声に出して読むのかも。たぶん文章を声に出して読むのが好きで、だから部活の演奏会でMCをやっていたんだろうなあ(MC=Master of Ceremonyと知ったときはえっそんな仰々しい立場でしたのん、という気持ちになった)